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自然の中で見つけた 花たちの便りと 四季折々の 風景と楽しみを 残して行く事の出来る 楽しい ブログにして行きたいと思います。

キクザキイチゲ
キクザキイチゲ 菊咲一華 キンポウゲ科 イチリンソウ属
キクザキイチゲは近畿地方以西、本州、北海道に分布するとされますが、
落葉広葉樹林の林床や渓谷の川原などに生育しています。
落葉広葉樹や夏草が茂る前に葉を展開して花を咲かせます、
緑が濃くなると夏眠して地上部はなくなります。
春の妖精と呼ばれる仲間であります。
地下茎から早春に茎を1本出しまして、3枚の葉を輪生させます。
花は3月から5月に咲きはじめまして、花の直径は3cm~5cmで、
花弁に見えるものは萼で、花弁は有りません。
花の色は白色に見えるものから薄く紫あるいは紅色を帯びる物も有ります。

kikuzakiichige 06870
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ユキワリイチゲ
ユキワリイチゲ キンポウゲ科 イチリンソウ属
名前の由来: 一輪の花を咲かせるものに「一華」を冠する。
したがって雪を割って一輪の花を咲かせるという意味になります。
生育環境・特徴: 森や雑木林の中に生える多年草。滝の近くで見ることが多い
花期: 3~4月 分布: 本州(近畿地方以西) 四国 九州
3小葉からなる根生葉は菱形のような形をしていて鋸歯があります。
表面は白い斑紋がある濃緑色だがしばしば部分的に淡褐色化しており
裏面は地味な紫色をしている。3枚が輪生する茎葉の中心部分から花柄を出し
その先に一輪だけ少し菊に似た雰囲気を持った花をつけます。
径は3.5cmほどで淡紫色~白色の花が咲きます。
花弁に見えるのは実際は萼が変化したものだが概ね10~20ほどあるようです。
ユキワリイチゲの花の愛らしさに比して葉は綺麗とは言い難いです。
他のイチリンソウの仲間とは異なり葉は越年するためで冬の間に傷むからのようです。

yukiwariichige 06524
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ケスハマソウ
ケスハマソウ キンポウゲ科 ミスミソウ属
ケスハマソウは本州近畿以西・四国に分布する多年草。
ケスハマソウは常緑であり、冬でも緑の葉を維持しています。
葉は長い柄があり、3つに中裂し、先端は鈍頭から円頭。
両面と葉柄には毛があり、裏面は紫色を帯びてます。
3月から4月にかけ、茎を伸ばして頂端に花を付けます。
萼のようにみえるものは茎葉であり、3枚が輪生します。
花弁は退化しており、花弁のように見えるものは萼です。
萼片は6~10枚で、変異が大きい。萼片の色は白~淡紅色まで
日本海側のものは様々な色があって美しいですね。
残念ながら岡山県のものは希に淡紅色のものが見つかる程度で、
白いものがほとんど見たいですよ。

kesuhamasou 06403
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セツブンソウ
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セツブンソウ (節分草)キンポウゲ科 セツブンソウ属
花期 2~3月 草文 10~15cm 
生育 山地 溝 亜高山 川岸 沿海 分布 本州 関東以西 
山地の木陰などに群生する多年草。石灰岩地を好む。
10㌢ほどの花茎の先に、径2㌢ほどの白い花を1つつけます。
花びらのように見えるのは萼片で、花弁は雄しべの周りの黄色いY字形の部分である。
茎の下に径1㌢ほどの円い球根がある。初夏に地上部は枯れる。
旧暦の節分の頃に咲くのでセツブンソウの名前がついたそうです。
セツブンソウは本州の関東地方以西に分布する、高さ10センチほどの小さな多年生草本。
山地のブナ林など、落葉広葉樹林の林床に生え、石灰岩地を好む傾向がある。


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イナモリソウ
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イナモリソウ アカネ科 イナモリソウ属 多年草
背の低い多年生の草本地下に細く伸びる根茎を持ちその先端に直立する茎を着ける
高さは普通は3-5cmほどになります。
葉は対生するが二対ないし三対しかなく茎が短くて間が狭いためロゼット状に地表に広がります。
上の二対が互いに接近し四輪生に見えるものであります。
葉は長さ3-6cm幅2-4cm、卵形あるいは三角状卵形で先端は鋭く尖り
基部は丸いかやや心形にくぼみ3-10mmの葉柄に繋がる。葉には全体に短い軟毛が一面に生えます。
托葉は先が尖った小さな三角形で長い軟毛があります。
花期は5-6月。葉腋から一個ずつあるいは枝先に1-2個の紅紫色の花をつける。
萼は釣り鐘型で半ばまで五裂し裂片は広披針形で先が尖ります。
剛毛が一面に生える。花冠は長さ2.5cm、内面には短い毛をまばらに出します。
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